2018年02月01日

菊屋〔東所沢〕




武蔵野線東所沢駅から東北東へ3、4分ほど、スーパーオザムの手前「菊屋」肉汁うどん900円をずずずずっっっっ。

武蔵野線が開通するまでは、このあたりは所沢市街から離れたのんびりした近郊農村地域でした。今でこそ整然とした街路に低層の邸宅がぽつぽつ並ぶ住宅街ですが、こちらのお店はどっしりした構えの建物で目立ちます。店頭に駐車スペースがあるので、車を停めて店内に入れば、店内は屋根が高く、テーブルの間はゆったりと間が取られています。また、奥にはお座敷席もあり、ちょっとした宴も可能のよう。町蕎麦店ではなく郊外型のうどん店の雰囲気があります。わりと近くに松郷庵甚五郎がありますが、あちらが民芸的で少々雑然としているのに対して、こちらはもう少しスマートな田舎の豪邸のようなかんじ。

メニューは比較的シンプルで、一番安いのがもりうどん小盛り600円〜・温かいうどんはたぬきうどん800円〜とやや高めの値付け。温かいうどんのメニューのほうが多く、また蕎麦も同額で可能なようです。ふむふむ、ということはおそらく結構ボリュームががあるのかなと事前予想。フォンドヴォーで煮込んだ自家製カレーライスというのも気になりますが、やはりここは肉汁うどん900円をいただきましょう。

しばらく待って運ばれてきたのは、太いうどんに、飴色に煮込まれたたっぷりの具材が入った肉汁。ではまずうどんからいただきましょう。武蔵野うどんによくある豪快な地粉の香りではなく、きちんと精白された上品な麦の味がします。太さに乱れもほとんどなく、エッジがキッとたっています。家庭的なうどんとは一線を画した職人的なうどんといって良いでしょう。そして噛みしめれば力強くも粗野ではなく品のある抵抗があり、しっかり噛み締めているうちに小麦の旨さが一層増して感じられます。

肉汁は、豚肉とネギだけでなく、ナスやきのこ類もたっぷり入っていて、中火でかなりの時間煮込まれたのでしょう、飴色の野菜はクタッとやわらかくなりかろうじて原型をとどめています。汁は武蔵野うどんの傾向であるやや甘辛さが強めですが、細くて伸びるようなコシのうどんだと完全に負けてしまうところですが、太くて品のある相性はなかなか。

いつ通りかかっても駐車場がけっこううまっていることも多いですし、地元の方のファンも多いのでしょう。お値段は最初高めだと思いましたが、料理の内容からしたら十分リーズナブルだと思います。世の中一般的な「武蔵野うどんらしさ」をことさら強調するような進化のさせ方ではなく、料理としての洗練さを加える試みを感じました。これもまた武蔵野うどん、懐が広い郷土食はだからこそ食べ比べるとおもしろいかと思います。ごちそうさまでした。



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posted by kennny at 00:00 | Comment(0) | 埼玉県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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