2017年10月17日

きしめん尾張屋 四ツ谷本店




四谷三丁目交差点角「きしめん尾張屋 四ツ谷本店」とり南ばん(きしめん)750円をずずずずっっっっ。

都内に尾張屋さんという屋号の麺店は、食べログによれば50軒以上もあって、しかも本店を名乗るお店も数軒あったり、とある意味一大勢力とも言えそうです。だれか系図とか作ってくれないかしら(他力本願)。もともとは愛知のご出身やご縁のある方のお店でしょうし、それゆえきしめんを扱うお店が多いですが、かならずしもそうでもないお店もあるようで。

こちらのお店は私の記憶が正しければ昭和40年代には既にあったはず。ビルの1階におさまった店舗は、行灯型の看板や表のサンプル、白く短い暖簾と見るからに昔からのお店という風情が漂います。ランチタイムを逃し15時過ぎに丸ノ内線で移動中に、中休みがないのがありがたいこちらのお店のことを思い出して、急遽四谷三丁目で降りました。

入口のレジに女性店員さんが門番のようにいらっしゃいます。二階へ続く階段もありますが、アイドルタイムでもあり1階のテーブルにつくように促されます。先客は1人、この手の時間帯に有りがちな昼酒客ではなく、のんびりときしめんをすすられていました。華美な装飾は一切なく、椅子に掘られている紋章は家紋でしょうか。BGMはラジオ。

長細くラミネート加工されたメニューは、一番右(先頭)に煮込みきしめん(ライス付き)1,030円と書かれていて、やはりこれが自信作なのでしょう。とはいえ煮込みというと少々時間がかかりそうでもあるので、普通のメニューから選びましょうか。かけ500円からとまずますリーズナブル、おかめ、かき玉、あんかけ、にしんなんてクラシカルなメニューが並びます。あさり(バター入り)も気になりましたが、鳥なんばんをチョイス。オーダ時に「これはうどんですか、きしめんですか?」と確認すると、選べるとのことなのできしめんでお願いしました。女性店員さんはレジに戻り2階にオーダを通します。

そう待たずに2階から昇降機で丼が降りてきて、店員さんが運びます。ではいただきましょう。うん、クラシカルな味。関東風にアレンジしているという汁は漆黒度が高く、しかし塩分が刺激的ではなく節や昆布中心の出汁でマスキングされています。そしてその出汁が強く主張するのではなく、軽く甘さを感じさせるところで調和しているのは、もしかしたらかえしを随分寝かせているのかしら。肝心のきしめんは、ピロピロというよりはやや厚みのあるべらべらタイプ。コシのあるうどんや抵抗感の強いうどんも好きだけれど、くちびるを心地よく刺激する幅広の麺もおいしいですよね。汁との絡みもいい具合。

鳥肉は軽く煮込まれたか、味が汁に溶け出し、それでも肉にも旨味が残っています。長細く切られたネギの軽く残る食感と独特の味が鳥肉の味をさらに引き立てます。時々薬味に添えられた刻みネギをつまみ、舌をリセットすると、汁と麺、肉の味わいがまた楽しく感じられます。若い人にはピンと来ない味かもしれませんが、ある程度以上の世代の人、それも関東圏の出身の方なら懐かしく思う味ではないでしょうか。

女性店員さんは常に門番状態で店内の様子に気を配られています。失礼ながら愛想などはほとんどありませんが、これはこれで真面目な方なんだろうなぁ、と想像。実際、お茶が少なくなったらすかさず注ぎにいらっしゃいましたから。関東ナイズされたきしめんもいいけれど、やはり煮込みうどんや鍋焼きうどんを食べてみたいかも。今度時間があったら、そして寒い日だったらぜひトライしてみましょう。ごちそうさまでした。



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posted by kennny at 15:00 | Comment(0) | 23区西部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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