大阪環状線福島駅の南、福島天満宮の裏手「讃く」朝セット400円をずずずっっっ。
朝、なにわ筋から天神さん裏の小路に入ると、お出汁のいい香りが鼻に届きます。昨晩遅くまで飲んで、二日酔いとまではいかないもののまだ胃が重いなぁ、なんて思っていても、この出汁の香りは食欲中枢を刺激すること必至。お店の名前が表に大きく書かれているのですぐわかります。白い暖簾をくぐって店内に入り、券売機の前へ。うどん単品もあったけれど、朝セット400円をポチッとし、食券を店員さん(大将かな)へ渡します。調理を待って受け取り、青ネギと天かすを好みでプラス、着席していただきます。
まず、麺のビジュアルがすごく特長的。極太のぐにぐに麺は香味胚芽を練り込んでいるということで、唯一無二と言っていいルックスです。一本そのまますすってみると舌触りというか唇触りが楽しく、讃岐的なぐいーんというコシよりももっとぐにぐにもちもちした食感がさらに個性を際立たせ、穀物的な風味もしっかり感じます。次にお出汁と一緒ににいただいてみれば、なるほどぐにぐにした麺はお出汁を口によく運び、もぐもぐと食べればお出汁はイリコ中心の讃岐に近い味わいだけれど、塩分がひかえめだからかどこか大阪の優しいお出汁のような人懐っこいような柔らかさがあります。これは讃岐のうどん、ではなく讃くのオリジナルなうどんと言うべきでしょう。
これに玉子とご飯、冷奴に小鉢一品(この日は茄子)がついて400円、これかなりリーズナブル。この麺だったら、釜玉系も独特の味になっておもしろいだろうな。あとで友人に聞いた話だと、すぐ近くのラーメン店「麺香房 三く」の関連店なのだそうで、なるほど香味胚芽入りの麺というのはラーメン的な発想かもしれません。こんな朝うどんのお店がある大阪が羨ましいです。ごちそうさまでした。
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