2017年06月17日

手打ちうどん かきのや〔武蔵砂川〕



五日市街道の天王橋交差点から南へ、斜め右の都道162号三ツ木八王子線に入り一番町住宅の脇「手打ちうどん かきのや」肉汁つけうどん並盛600円をずずずずっっっっ。

道すがら、紺色に手書き風の「うどん」のかわいらしい暖簾が目印。といっても、建物はどう見ても戦後早々に建てられましたという風情の民家です。暖簾がしまわれてしまったら存在はわかりません。「営業中」の木の札を確認し、玄関の脇に「うどんを食されたい方は玄関をお入りください」なんて貼ってあるので「こんにちはー」と扉を開けると、そこは玄関(当たり前だ)「いらっしゃいませー」と商売的ではない声で出迎えられ、靴を脱いで上がります。そしてどう見ても居間というスペースに机が2卓、床の間には人形や賞状、古い扇風機などが置かれていたりして、生活感満載です。讃岐うどん店には怪しいシチュエーションが多いといううどんファンは多いですが、シチュエーションのあやしさ・おもしろさという意味では武蔵野うどんは讃岐うどんに負けていません。

ご主人が「メニューはこちらになります。おすすめは肉汁ざるうどんになります」とのこと。それではおすすめに従い肉汁ざるうどんをお願いしましょう(嘘。初めから肉汁に決めていたし)。他のメニューは糧ざるうどん、ぶっかけうどん、冬期限定のずり出しうどん、それぞれ並盛と大盛のみ、とごくシンプルな武蔵野うどんスタイルのラインナップです。

お水でもいただこうかときょろきょろしていると、後ろに急須を発見。でも中には何も入っていないようです。湯飲み茶碗に白湯を注ぎ飲もうとしていたところに、ご主人が氷を浮かべたグラスを運んできて、私が湯飲み茶碗を持ってるのを見て慌ててティーバッグを持ってきてくれました。お手数をかけてスミマセンねぇ。熱いお茶を少しすすると、縁側から裏の窓に抜ける風がサラリと涼しくて心地よいです。(一応エアコンもあるので夏は活用されるのでしょう)

さて、うどん到着。あ、茹でキャベツと大根、人参、と武蔵野うどんにつきものの糧(かて)がついてるじゃないですか。デフォルトで糧うどんというメニューがあるわけです。うどんって、単品だとどうしても野菜が不足するので(讃岐うどんの国香川県では糖尿病患者率が高いというのは、うどん好きには知られた不都合な真実)、糧がついていると栄養バランス的にもいいんですよね。これに肉汁の肉、薬味のネギと胡麻が揃えば、それなりにバランスのいい食事になるわけですよ、えらいぞ武蔵野うどん(えっへん)。

うどんは手打ちと思われ、ぎゅっと噛みしめると力強い地粉の風味を感じるのですが、表面はつるつる。強い弾力はあるものの、伸びるようなコシはほとんどありません。武蔵野うどんはゴツゴツした食感のものが多いのですが、これだけつるつるなのはめずらしい。製法が違うのかな、このあたりは機会があれば尋ねてみたいところです。つけ汁は醤油がぐっと前に出ているタイプ。表面がザラザラの素朴なうどんだと、こういう汁で麺が黒く染まって塩辛くなってしまうんだけれど、つるつるなのでそこまで汁を吸い上げず、美味しくいただけます。汁にはネギ等は入っておらず肉のみとシンプル、その分肉の味が楽しめ、独特の甘さがうどんともよくあいます。これまでにあまり出会ったことのないタイプの武蔵野うどんだけれど、これはこれでいいなぁ。

あっという間に平らげて、「ごちそうさまでしたー」と厨房のご主人に声をかけます。厨房はあまり広くなく、少なくとも麺を打つスペースはなさそう。ということはあの手打ちの麺はどこで作っているのだろう。もしかして仕入れかしら?食べている間に、近所の奥さんが「こんにちはー」とちょいと野暮用で寄って行かれたり、また子供向けのイベントなどもやられているようで、きっとご近所づきあいとかも大事にされているんだろうな。なんだかこちらの気分までほのぼのとしてお店をあとにしました。



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posted by kennny at 14:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 多摩西部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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