都営地下鉄大江戸線西新宿五丁目駅近く、山手通りの本町三丁目交差点から北へ「Cafe&dining deliver」竹炭バケットランチ1,000円をいただきます。以前、カッフェ・アロマティカが入っていたスペース、閉店したのは知ってましたが、しばらくして通りかかったら何かが営業しているようです。「Cafe&dining deliver」という店名らしいのですが、それよりも気になったのは「岩手県産の食材を東京に届けるためのお店」という文言。日を改めてランチにお邪魔してみました。お店の前でサインボードを眺めていると、女性店員さんがにこやかに「どうぞ」と扉を開けてくれました。
表はガラス張り、内側は白い壁に木を使った明るい店内、1階はソファ席やテーブルの2人卓が5卓ほどで、地下にも席があるようです(このあたりの構造はカッフェ・アロマティカ時代と同じかな)。以前のお店よりランチはずっとお手頃になって、パスタなど1,000円を切るメニューもあります。私はトップにかかれていた竹炭バケットランチ1,000円を選びましたが、周りではサラダランチ1,150円やオムライスランチ1,050円なども人気のようでした。
それにしてもこのカジュアルでおしゃれな雰囲気、西新宿五丁目の、しかも駅から離れた住宅街の中とは思えません。また「ナントカ県産の食材」という冠詞がついた途端やたら田舎っぽいポスターが貼られていることがよくありますが、こちらのお店にはそういうものは一切なし、表参道あたりにあってもおかしくないような雰囲気です。それゆえ女性客が多いですが、意外と男性客もいるし、外人のお客さんもいれば、あきらかに近所のおじいちゃんが来たりしているのもなんともほほえましい。BGMもAOCなど。
少々待って運ばれてきたのは、いや、なかなかインパクトありますよ、真っ黒のバケット。これにスープとポテトサラダ(もしかしてマッシュトポテトというべき?)が添えられています。まずはスープから、味が濃いのは食材自体の味の力強さからでしょうか、いや、バターや茸類でさらにコクを出しているのかな。彩りに竹炭バケットのクルトンが入っているのもおもしろい。ポテトサラダには豆が入り、これワインに合いそうだなぁ。
さて、バケット。ベーコンやトマト、アボカドなどを、おそらく自家製のケチャップなどで味を整えられてるのでしょうか。具材の味を真っ黒のバケットが受け止めますが、これがクセのない、でもバリッともちっとした食感で楽しい。食べやすいよう包装紙が添えられるので、大口でがっつりかぶりつきましょう。
食後のドリンクはホットコーヒーをお願いしましたが、都度メーカーから落とされます。お会計の際にレジに置いてあったショップカードを見てピンと来ましたが、こちらのお店、中野坂上にある和食の「鈴家」「旬菜和食やさいと、」と同じ経営のようです。どちらのお店も中野坂上に於いては女性客に人気のお店、なるほど。素材の中でも野菜の鮮度の良さにいい印象を持ったし、他の岩手県産の肉(白金豚や短角牛)や魚などの食材も気になりますよね。ビールは銀河高原があるし。地下は1階とはちがった、シャンデリアのあるアダルトな雰囲気だそうで、そちらに行ってみるのもおもしろそう。ごちそうさまでした。
関連ランキング:カフェ | 西新宿五丁目駅、中野坂上駅、中野新橋駅
クリックよろしくお願いします!

