2017年05月14日

一喜〔保谷 蕎麦〕



西東京市保谷庁舎近くの伏見通り沿い「一喜」天ぷらせいろハーフ1335円をずずずっっっ。
以前大泉学園にお店があった頃から気になっていたお店なのですがなかなか立ち寄る機会がなく、気がつけば保谷に移転し予約を取らず人気の行列店になってしまい、さらに立ち寄るチャンスを失ってしまいました。夕方どこかで何か食べようと伏見通りを車で通過していた時、こちらのお店に行列ながなかったのですかさず駐車場に車を入れ、暖簾をくぐります。予想よりも飾り気のなく、こじんまりとした店内はラスト1卓、すべりこみセーフです。

奥様と思われる花番さんがすぐにいらっしゃって、この日は既に10割は終わってしまったとのこと、またメニューも一部限定のものは終わってしまった旨簡潔に説明されます。それじゃ、とメニューに目を落とすと、天ぷらせいろや穴子天せいろの間に「ハーフ」という文字が目に入りました。天ぷらは好きだけれど、そこまでがっつり食べたい気分でない時、この「ハーフ」という文字がどういう作用をもたらすかは自明。ということで、花番さんと視線があったところで「天せいろハーフ」とお願いします。

待っている間にさらにメニューを眺めると、そばメニューはそこそこ絞り込まれ、しかし季節限定の牡蠣の文字が見えたりと、ほどよい揃え。蕎麦前も多すぎず変化球に走らず、蕎麦屋さんとして真っ当なものばかり。お酒も変にマニアックではないけれど、安定感のあるものを揃えてらっしゃいます。なるほどこれは蕎麦前でちょいと引っ掛けに来てみなきゃな、と思いつつ、そば茶をすすればこれが美味く淹れられています。この日の蕎麦は常陸秋蕎麦を中心に、階上、大野在来、鹿屋在来などを使っているとのこと、ここ数年評判のよい産地のものを選ばれてますね。

先に汁と薬味が、そして蕎麦、天ぷらと運ばれてきました。ではいただきます。まず蕎麦を何もつけずにいただいてみると、繊細でふくよかな香りがじわりと広がり、次に穀物らしい甘味が舌にのります。デフォルトの蕎麦は二八だそうですが、それでこれだけしっかりと蕎麦の風味を感じるのはなかなかありません。薬味はネギ、大根おろし、わさびで、ネギはきちんと晒して水気を適度に切ったりとていねいな仕事の痕があります。汁はカエシがあまり強く主張しない、カツオがほの甘く感じるサラリとしたもの。個人的には好みの方向とは違うのですが、このお蕎麦を受け止めてさらに引き立てるには相性がよいようです。ちょっと気に成ったのは蕎麦猪口ではなく広口の器に汁を注ぐこと、蕎麦の先を浸すにはむしろ口の広がらない蕎麦猪口のほうがあうような気はしますが、これは天ぷらを意識しての広口の器なのかもしれません。

その天ぷらは、海老、イカ、かぼちゃの3品。衣の白さは白絞油でしょうか、揚げたてながら重さはまったくなくむしろ軽快。この軽快さは汁ではなく塩でいただくほうがいいでしょう。かぼちゃはおそらく下処理で一度加熱してるのでしょう、でんぷんの糖化が進んでいて甘さやほっこりした食感と衣の対比がいい具合です。

蕎麦湯はポットで提供。お花番さん曰く「沈んでたらかるく振ってくださいね」とのこと、私はサラリとした蕎麦湯のほうが好きなのであえて振らずに。でも、この蕎麦湯はなるほど独特の香りと甘味がありますね。

勝手な想像ですが、変な有名店になろうとせず、地元の方にくつろいで蕎麦を楽しんでもらえるお店にしたいというご夫婦の思いが伝わってくるように感じました。あえて予約を取らないのもそのあたりに起因するのでしょう。結果的に行列になってしまうというのも現実ではありますが。ごちそうさまでした。



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posted by kennny at 20:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 多摩北部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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