方南通り、東大附属中の斜向い「虎慎」味玉煮干しそば800円をずずずずっっっ。
方南通りは交通量は多いものの、鉄道駅からは少々遠く、通沿いは夜になると明かりも少なくなるエリア。そんな場所ですが、こちらのお店は23時まで営業されています。店内は厨房を囲むL字型のカウンター6席のみ。入口左側に券売機がありますが、メニュー数が多くないこともあってこの手の券売機としてはわかりやすいレイアウトになっています。今回はお店のオススメらしい味玉煮干しそば800円をポチッと。買ってすぐ店主さんに食券を渡すという流れで、券売機の上にお手拭きや紙エプロン・髪留め、右側に給水器があり、狭いながらもよく考えられたレイアウトです。着席すると、下に荷物のフックがあるという案内もあり、とても機能的。
調理の様子もちらちらと見えますが、チャーシューを炙ったり、器を温めたり、さらには味玉まで温めたりとていねいです。「お熱いので気をつけてください」と渡された丼はたしかに熱いですが、早速すすってみてびっくり、ホントに熱い。これだけ熱いのはなかなか出会いません。そしてストレートの細麺をすすってみると、煮干しそばの名前に違わず出汁の風味が出ています。しかも、いわゆるパンチのある煮干し風味ではなく、本来の煮干し出汁の味わいであるふっくらとした甘さがしっかり主張します淡麗濃厚ではなくベクトルが違います。この出汁の具合、かなり好みかも。しいて言えばもう少しだけカエシが主張するといいのですが、このあたりは好みの問題でしょう。
炙られたチャーシューは味を主張しつつもスープと馴染みます。こういう主張しずぎず、ちゃんと加熱された肉の味が楽しめるチャーシューっていいなぁ。太めのメンマもいいアクセント。なるほどこのスープには軽やかな辛さのカイワレは強すぎないアクセントにちょうどいいです。味玉も然り、あくまで麺とスープが主役でその許容範囲の中で変化をつけているという印象です。もちろん主役でなくても手は抜いていません。
ガツンとした煮干しではなく、やさしい煮干しを求めていた私にとってはかなり満足な一杯でした。ごちそうさま、と声をかけてお店を出ると、すぐ隣の建物はどうやら厨房と食材置き場になっているようで、うむむ、贅沢な構造ですね。さて、駅まで歩くのは少々遠いので、バスで新宿か永福町に出ましょうか、ちょうどバスが見えてきましたし。。ごちそうさまでした。
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