2012年06月30日

桂庵〔三鷹 蕎麦〕

  


三鷹駅前、広場右手のみずほ信託銀行脇の小路を真っすぐ進み、3分ほど右手「桂庵」2色せいろ1,000円をずずずずっっっっ。最近でこそ太古福、きびや、真希など蕎麦屋さんの選択肢が増えてうれしい悲鳴の三鷹ですが、少し前までは三鷹で蕎麦といえば桂庵。と言いながら私も十年近くご無沙汰、久しぶりに足を運んでみました。

カウンター席と小上がりのみの小さなお店は、照明抑え目、さすがに少し年季を感じさせなくもありません。いかにも職人風のオーラを漂わせるご主人も少しお歳を取られたかな、でも「いらっしゃいっ!」という声はお元気そうでなにより。時間も余裕があるのでちょっと一杯いただこうかな、ということで飛騨は高山のお酒、深山菊を。他にも十四代、獺祭、田酒など「いかにも」なお酒を揃える中で、深山菊とその濁りはちょっと独特。肴に蜂の子やじゅんさいなどの山の珍味を揃えるあたり、、もしかしたらご主人、飛騨のご出身でしょうか。

あてには定番の蕎麦味噌田楽を。しゃもじにややゆるめに塗られた蕎麦と味噌は少々甘めですが、お酒の味と喧嘩することなく、ほっこりとして呑み手の心をほぐしていきます。蕎麦の実の弾ける食感や木の芽の香ばしさも呑み手を飽きさせません。酒呑みの勘所をしっかり押さえれている一品、思わず切子のグラスのお酒をどんどんいただきたくなる気持ちを鎮めて、せいろと田舎の2色盛りをお願いしました。

先にせいろ。細打ちであまり長くありませんが綺麗に揃った端正な蕎麦。時期柄かもしれませんが、香りはやや控えめなものの、透明感がのある風味が楽しい。ずずずずっっっっとすすり上げると、うん、これは山の清水の味わいだな。汁は主張は強くないものの、蕎麦の透明感を邪魔しません。

続いて、田舎。色は濃くはありませんが、1mmほどの厚さに対して幅3mmほどの扁平。ずずっっとのどごしで味わうのではなく、しっかり噛み締めて愉しむ蕎麦。せいろよりも強く穀物特有の甘さが口の中に広がります。やや汁とのバランスが気になりましたが、それでも汁にどっぷりひたしていただけば蕎麦の力強い風味を楽しむことができます。

BGMはオールド・シネマの名曲の数々。弦楽器メインの落ち着いた曲はこの雰囲気に合うと思いますが、ミッチ・ミラー合唱団の「The Longest Day」や「The Great Escape」はお蕎麦屋さんにはあまり合わないような気が(汗 まあ、有線でしょうし、趣味の問題かもしれませんが。モダンなお店にはない、のんびりとした空間が漂うお店、ご主人まだまだ元気でお店を続けてください。ごちそうさまでした。



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タグ:三鷹 蕎麦

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posted by kennny at 21:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 多摩東部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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